WOMEN’s CARE Q&A

NEW 2018年10月19日

婦人科形成と女性器のケアについて/喜田直江先生

喜田直江先生

平成13年 京都府立医科大学卒業後、
産婦人科医として多数の分娩・手術症例を経験。
平成15年 形成外科医として、形成外科の基本から縫合の技術まで幅広く習得。
平成18年 大手美容外科にて美容外科・美容皮膚科全般を習得。
とくに婦人科系の美容手術は、日本でも有数の症例数を誇る。
平成23年10月、東京銀座でなおえビューティークリニックを開院。

先生がご担当されている「婦人科形成」とは具体的にどのようなものなのでしょうか?また、どんな患者様が多いのですか?

女性器の悩みを診療をするのを「婦人科形成」呼んでいます。多い悩みは、小陰唇所謂”ヒダ”の部分が大きいという悩み。

学術的に正式な定義はないのですが、女性器の見た目を綺麗に整えたり、腟の緩みや性交痛という、一般の産婦人科や婦人科で診られないような女性器の悩みを診療をするのを「婦人科形成」と呼んでいます。

多い悩みは、小陰唇所謂”ヒダ”の部分が大きいという悩みです。

正しいヒダの形というものはないのですが、一般的なサイズは前から覗き込んだときに見えるか見えないかくらいのギリギリの大きさです。

大きくても生活に不自由を感じていなければ手術する必要はないのですが、稀にヒダにごみが溜まって臭いのもとになってしまっている方や、ジーンズをはいたり自転車に乗ったりした際に、ヒダが挟まって痛いという方がいます。そういう方は手術が必要かもしれません。

ヒダが大きい場合は、手術で切除するのでしょうか。

ヒダの部分を切除する手術をします。

はい。ヒダの部分を切除する手術をします。

手術時間は、ヒダの大きさや片側だけの方もいらっしゃるので人により様々なのですが、大体40分~1時間くらいです。 

手術後は、約2週間ほどで手術箇所も落ち着いてきます。

性交痛で来院される患者様もいるのでしょうか。

処女膜強靭症によるものと、膣の萎縮によるものとで大きく2種類ございます。

いらっしゃいます。
1つは処女膜が硬くてつっぱっていて挿入ができない、
処女膜強靭症というケース。

通常の処女膜は柔らかくて薄いので、最初の性交渉で簡単に破れてつっぱりがなくなるんですが、生まれつき膜が厚くて堅く、挿入時に処女膜が自然に破けず強い痛みを伴ってしまう方がいて、これを処女膜強靭症と呼びます。

痛くて一度も性行為を経験したことがないという方が、結婚して子供を作るタイミングで「結婚して子供が欲しいのに、痛くて挿入ができない」とご相談にいらっしゃるんです。

その場合は、自然に処女膜が破れないので処女膜を切る手術を行います。手術後は大体1ヶ月くらいで性交渉ができるようになります。患者様から「子供ができました!」とメールが来たときは、すごく嬉しいですね。

もう1つは、膣の萎縮による性交痛です。これは、40代後半以降の方に多いです。

30代くらいで出産して、その後セックスレスが10年20年続いて、お子様が独り立ちしたタイミングで、20年ぶりくらいに性交渉しようと思ったら膣自体が硬くなってしまっていて、痛くて挿入できないというケースです。

そういう場合は、女性ホルモンのお薬を塗っていただいたり、レーザーや注射を使って粘膜を柔らかくしていきます。

定期的にSEXやセルフプレジャーをしている人であれば、歳をとっても膣の粘膜の状態はすごく良い場合が多いですが、何もしない期間が長くなると膣が硬くなってきてしまうんです。

加齢に伴い、女性器も変化してくるのでしょうか?

歳をとるたびに潤いがなくなったり、硬くなってきてしまうんです。

歳をとるたびに血管が委縮しどんどん潤いがなくなったり、コラーゲンが減り女性器の弾力もなくなり、硬くなってきてしまうんです。

特に50代まで放置していると、とても硬くなってきてしまいますね。

あとは膣の中も乾燥してきます。乾燥すると身体が自力で細菌を排除し、膣内を浄化する自浄作用が落ちてしまうんです。

そうすると、雑菌が増えやすくなり、若い時よりも臭い等が出やすくなってしまうんです。

簡単にできるケア方法を教えてください。

会陰マッサージはおすすめです

妊婦さんも行っている会陰マッサージはおすすめです。出産前に会陰を伸ばすことを目的にマッサージするのですが、そのオイルマッサージを潤いがない患者様におすすめしたら、すごい血行がよくなって皮膚が柔らかくなったんです。

また、女性器周辺を弱酸性ソープでやさしく、その後に専用の乳液等を使って保湿を行うことも大切ですね。

定期的にセルフプレジャーやSEXをすることも、血流がUPするので効果的です。

デリケートゾーンの黒ずみの原因。デリケートゾーンの黒ずみの解消法とは?

摩擦よって黒くなってしまう場合は、ピーリングを行って黒ずみを取ることができます。

脇や乳輪、陰部は他の皮膚に比べてメラニンが多いので多少色は濃くなってしまうんです。

それは別に生まれつきのものなのである程度は仕方のないものです。

ただ、ナプキンのかぶれや下着のこすれ等の摩擦よって黒くなってしまう時もあります。その場合は、ピーリングを行って黒ずみを取ることはできます。

摩擦の黒ずみの予防としては、同じ場所を摩擦するとそこが黒くなってきてしまうので、下着の形を毎日変えたり、強いしめつけ下着をやめたり。長時間座る作業をする方であれば、ドーナッツ円座を使っていただいたり、摩擦を防ぐことが大切です。

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